子ども用の印鑑はこれでOK! 子どもが生まれたら印鑑を作った方がいい理由

子どもが生まれたら、いろいろな手続きや作業が必要です。

私の場合、その中の一つに「子ども用の印鑑をつくる」という手続きがありました。

 

なぜ印鑑が必要なのか?印鑑を作った方がいい理由とは?そんな疑問に答えていきたいと思います。

 

 

子ども用の印鑑って必要なの?

印鑑をつくる理由はずばり 【子ども名義の銀行口座を作るため】です!

 

子どもが生まれると、沢山の出産祝を頂きます。

もちろん、子育てに必要な買い物に充てる人が多いと思いますが、余ったお金は家計費や貯蓄に回すのではなく、子供名義の口座に貯めた方が簡単に管理できます。将来もらうお年玉なんかも同様です。



また、子供が生まれると子ども手当が支給されます。

条件によって異なりますが、子どもが15歳になるまでの総額はざっくり約200万円です。

支給先は親名義の口座ですが、余裕があれば子供の将来のためにしっかり貯めてあげたいですよね?

 

子ども名義の銀行口座があれば、証券口座を開設して投資信託などで運用すること可能です。

子どもの為の貯蓄目的で、預金しておくだけなのは非常にもったいない!



子どものお金をしっかり管理・貯蓄するために、子供の印鑑を作成し、銀行口座の開設をお勧めします。

 

その際「とりあえず今ある印鑑でいいや!」と、両親の印鑑を使った場合、将来子どもにその印鑑を渡すか、新しく印鑑を作り変更手続きをしなければなりません。それなら最初から1本新しいのを用意した方が絶対いいです。



銀行印の条件とは?

銀行で直接聞いてみたり、ネットで調べてみたんですが、銀行印の既定って特にないようです。

 

ただし、以下の2点には気を付けてください。

・多数の人が持っているのは複製が容易でNG

・ゴム印のような、年月とともに印影が劣化する素材はNG

 

印鑑で検索すると、大きさや、素材について、またオススメの書体等様々な情報が書いてありますが、上記の2点され気を付ければ何でもOKということです。

 

逆に、上記の注意点に気を付けていると、必然的に素材は丈夫なものになり、篆書体(てんしょたい)や印相体(いんそうたい)のような書体になります。



銀行印のサイズ

特に規定はありません。

ネットの印鑑通販サイトでは10~18mmの印鑑があり、銀行印は12~15mm程度の大きさが一般的なようです。直径が大きいことのメリットとしては、文字数を多く彫れることと、少し捺しやすくなることくらいでしょうか?

 

女性はやや小さめにつくる、との記載も見かけましたが、我が家の場合私の使っている銀行印は12mmで、妻の銀行印は13.5mmなので、あんまり関係ないみたいです。



銀行印の書体

銀行印の条件にも書いたように、セキュリティ面から複製されにくい書体を選ぶべきです。

ですので、必然的に篆書体(てんしょたい)や印相体(いんそうたい)のような複雑な書体になります。

 

篆書体は印鑑によく使われる、楷書体をかなり崩した書体です。複雑で読みづらく、初見ではまず読めません。印相体は篆書体をさらに複雑になっています。

(違いを知りたい方は下のリンクで解説されています)

http://suzuin.co.jp/blog/6884.html#i-2

 

正直、ぱっと見でどっちの書体かわかる人は少ないと思いますし、好みで決めていいのかなと思います。

私は篆書体を選びました。



苗字?名前?フルネームで作るべき?

これは一番みなさんが悩んでいるポイントですが、

銀行印としては苗字だけ、名前だけ、フルネーム、どれを使っても大丈夫です。

 

なので、男の子は複製の難しいフルネーム、女の子は苗字が変わる可能性が高いので名前だけ、が良いのではないかと思います。

 

我が家の子どもは女の子なので、結婚して苗字が変わっても使い続けることができるように、名前にしました。

妻が結婚の際、銀行の名義変更や印鑑の変更で苦労していたので。

彫り方はハンコ屋さんのおじさんに従って、右から左の横彫りにしました。




素材は?

牛角(黒水牛)や植物系(柘や黒檀)でOK

印鑑の素材としては下のようなものが一般的です。

 

牛角(黒水牛など)』乾燥に弱く、ひび割れの可能性がある。

『植物系(柘や黒檀)』朱肉の油で劣化するため、使用後によく拭くこと。直射日光にも弱い。

『チタン』 劣化しなく丈夫。水洗いも可能。

『プラスチック』天然素材に比べて脆く、破損しやすい。



素材にもよりますが、一般的には価格は チタン→牛角=植物系→プラスチック の順番で安くなっていきます。

 

メンテナンス面からするとチタン一択。半永久的に使えます。が、如何せん普段が結構します。

お洒落なデザインが多いプラスチックの印鑑は、耐久性に問題があるのであまり勧めできません。大人になってあまり可愛いすぎるデザインもちょっと恥ずかしいですし。

 

なので、牛角や植物系で、値段と相談し気に入ったものを選べばいいかと思います。

 

お手入れは必要ですが、印鑑なんてのは基本的に使ったら拭いて、ケースに入れますよね?そしてタンスの奥に放置される存在なので、劣化はそこまで気にしなくて良いかと思います。



まとめ

結局何を注文していいかわからない人は、私がネットの海、そしてハンコ屋のおじさんから聞いた情報を総括して下にまとめたので、これを参考にしてみてください。

 

素材 : 牛角 or 黒水牛 or   薩摩本柘

大きさ:12mm-

書体 : 篆書体

彫り方:フルネーム (女性は名前だけ) 

 

これで印鑑をつくればまず間違いないです。

 

まだまだ日本は印鑑取引が一般的ですが、何十年後には銀行で印鑑を使わなくなる可能性もあります。

お金に関わる大切なものとはいえ、あまり気張らず、気軽な感じで決めちゃいましょう!



私は街角のハンコ屋で薩摩本柘材の印鑑をで6000円程度で作りましたが、ネットショップと比べると高いです。笑

ネットショップを使えば3000円以下でいい素材の印鑑を作成することができますよ。